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ファイナンシャル・プランナー(FP)の資格を持つ私が、本業と一線を画し、ボランティア活動として、いろいろ語ります。皆様のお役に立てたらいいな♪

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配当所得の税務申告実務(その2)

2006.02.04.Sat
配当所得の税務申告実務(その1)
の続きです。

今回の記事は、確定申告書A「第一表」「第二表」のコピー、
「平成17年分 所得税の確定申告の手引き ~確定申告書A~」
を手元に用意してお読みください。
国税庁のホームページ内「確定申告等情報」
からPDFファイルにて印刷することも可能です。
もっとも、上記のページから直接入力して、
数字の入った申告書をプリントアウトすることも可能です(^^)


この記事では、給与収入者が配当所得を申告して、
所得税の還付を受ける(&住民税の支払税額を下げる)
申告書の記入方法を解説します。


例として、下記の場合を取り上げます。
・氏名:風呂具 太郎 (ぶろぐ たろう)
・住所:東京都港区芝○-△-□
・平成18年1月1日現在の住所:同上
・平成17年分 給与所得の源泉徴収票より
  支払金額…4,000,000円
  給与所得控除後の金額…2,660,000円
  所得控除の額の合計額…935,350円
   内訳:社会保険料等の金額…502,350円
      生命保険料の控除額…50,000円
      損害保険料の控除額…3,000円
      基礎控除…380,000円(記載されていない)
  源泉徴収税額…137,900円
  年調定率控除額…34,480円
  支払者(勤務先)の住所…横浜市都筑区池辺町○○○○番地
  支払者の氏名…FF電子(株)
・平成17年中の配当収入(全て上場企業)…負債の利子は無いものとする
  A製薬より12,000円(うち源泉徴収所得税840円、同住民税360円)
  B電機より1,300円(うち源泉徴収所得税91円、同住民税39円)
  C電鉄より12円(源泉徴収0円)

余談だが、申告しないほうが有利である配当収入↓がある。詳しくは後ほど。
  D商事より300円(うち源泉徴収所得税21円、同住民税9円)


手書きにて申告書を作成する場合、第二表から記入すると、
数字の間違いを防ぎやすいです。
・平成□□年分(申告書の一番上)の□内に1と7を記入し、
 「平成17年分」とする。
・住所、氏名、氏名のフリガナを記入する。
・給与所得と配当所得をそれぞれ「所得の内訳(源泉徴収税額)」欄に
 記入する。
  収入金額欄には、給与の「支払金額」、配当は源泉徴収前の金額を記載する。
  源泉徴収税額欄には、所得税の源泉徴収税額を記載する。

・配当所得に関する事項(申告書の一番下)に、
 それぞれの銘柄、収入金額、必要経費等(0円)、差引金額を記載する。
・社会保険料控除欄を記載する。
  社会保険の種類欄には、「源泉徴収票のとおり」と記載する。
  支払保険料は、源泉徴収票から「502,350」と転記する。
※「源泉徴収票のとおり」と記入するのが面倒なら
 「源」とかいて○で囲ってもOK。以下同じ。
・生命保険料控除欄の「一般の保険料の計」欄に、
  「源泉徴収票のとおり」と記載する。
・損害保険料控除欄の「短期保険料の計」欄に、
  「源泉徴収票のとおり」と記載する。
○住民税・事業税に関する事項欄内
 「住民税 配当割額控除額」欄に、
 配当所得から差し引かれた住民税額を記載する。
 この事例では399円なので「399」と記載する。


次は第一表。
・平成□□年分(申告書の一番上)の□内に1と7を記入し、
 「平成17年分」とする。
・住所、氏名、氏名のフリガナを記入する。
・「平成 年1月1日の住所」欄に「同上」と記入する。
 (↑平成18年1月1日現在の住所地で平成18年度の住民税が課税される)
・氏名とフリガナを記入する。
 ブは「フ」と「゛」、グは「ク」と「゛」に分ける。
 苗字と名前の間は1文字あける。
・性別、職業、電話番号などを記入する。
・生年月日を記入する。最初の1マスは、昭和生まれなら「3」と書く。

ようやく、核心に突入です(^_^;)
・「収入金額等 給与 ○ア」欄に「4000000」と記入する。
・「収入金額等 配当 ○エ」欄に「13312」と記入する。
・「所得金額 給与 ○1」欄に「2660000」と記入する。
・「所得金額 配当 ○3」欄に「13312」と記入する。
・「所得金額 合計 ○5」欄に「2673312」と記入する。
・「所得から差し引かれる金額 ○6から○15までの計 ○16欄」、
 「所得から差し引かれる金額 合計 ○20欄」に、
 それぞれ「935350」と記入する。
・○5欄「2673312」から○20欄「935350」を差し引き、
 1737962円。
 「税金の計算 課税される所得金額(○5-○20) ○21」欄に、
 「1737000」と記入する。(千円未満は切り捨てる)
・「税金の計算 上の○21に対する税額 ○22」欄に、
 「173700」と記入する。(課税所得330万円までは税率10%)
・「税金の計算 配当控除○23」欄に「1332」と記入する。
 (課税所得1,000万円部分は配当所得の10%の配当控除を受けられる。
  なお、1円未満の端数は「納税者有利」の考えにより、切り上げる)
・○22から○23を引いて算出した「172368」を、
 「税金の計算 差引所得税額 ○26」欄と
 「税金の計算 再差引所得税額 ○28」欄に記入する。
・定率減税が2割あるので、
 172,368×0,2=34,473.6 端数切り上げ→「34474」を
 「税金の計算 定率減税額 ○29」欄に記入する。
・「税金の計算 源泉徴収税額 ○30」欄に、
 源泉徴収税額の総額である「138831」を記入する。
 (137,900円+840円+91円の合計↑)
・「税金の計算 申告納税額 ○28-○29-○30
  還付される税金 ○32」欄に「937」と記入する。
・「還付される税金の受取場所」欄に、本人(風呂具 太郎)名義の
 金融機関の口座を記入する。口座番号は左詰め。

申告書を書き終えたら、第一表の1枚目と3枚目に押印します。
あとは提出するのみです。
2ヶ月以内に、還付金937円が振り込まれてきます(^^)


なお、風呂具太郎さんにはD商事からの配当金300円がありましたが、
あえて申告せず、源泉徴収のみで終了しました。
これは、その300円を申告すると、税額が増えてしまうからです。
○21欄で千円未満を切り捨てるわけですが、
上記の例では962円を切り捨てたのに対して、
D商事の配当も申告すると262円しか切り捨てられず、
課税される所得金額欄が千円増えて「1738000」円に
なってしまうからです。
以下、
 ○22欄 173800円
 ○23欄   1362円
 ○26欄 172438円
 ○28欄 172438円
 ○29欄  34488円
 ○30欄 138852円
 ○32欄    902円 (←還付される税金)
…となり、所得税の還付金額が35円減ってしまうのです(^^;


せっかく確定申告するのですから、端数処理にも細心の注意を払って、
節税したいものですね(^^)
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コメント

2006-02-05.Sun 19:01
こんばんは。
確定申告の書類をダウンロードして、記入を試みましたがよく分かりませんでした。
確定申告したい内容は理解しているつもりなので、税務署で教えてもらいます。
少しでも取り戻さないと。
ライブドアで少々やけどしましたんで。
URL|りゅう #-[ 編集]

2006-02-05.Sun 23:13
こんばんは(^^)

>りゅうさん<

かなりのやけどだったようですね。
ライブドア・ショック以降、私の持ち株も不調です(^^;

こういう内容こそ、確定申告書の記載例をスキャナーで取り込んで、
インターネットサイトへアップすれば良かったかも知れませんね。
しばらくは、ブログの記事ということで、様子を見ます。

分からないことは、人に聞くのが一番です。
税務署職員も忙しく回っていることと思いますが、
遠慮せずに声をかけてくださいね。
こちらへ質問がありましたら、気軽にコメントしてください(^^)
URL|こやまぞん #OC4g.gt.[ 編集]

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